僕天お泊まりオフ会レポート(その7) 2008年2月2日(土)〜3日(日)
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山梨八ヶ岳高原 スパジオ

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18.嵐の夜に

 その後は、和室で西村さんを中心に飲み会が始まるが、ねこさんの様に台所でお料理をしたり、タミさんの様にリビングでくつろいだりして、それぞれの時間を過ごす。
と、その時に、ゆかゆかさんとゆかぞーさんが僕の所へ..。
ゆかぞーさん「あの..ごめんね。ちゃっきーの調子が悪くなったみたいで、病院に連れて行かないといけないかもしれないんだ。だから、申し訳ないんだけど、迎えが来たら失礼するね。」
..え。

ゆかぞーさんが、今日のこの日をどんなに楽しみにしてくれていたのか、それは勿論良く知っている。
その為に約2週間のお休みを取って、わざわざ北海道から来てくれた訳だし。今日だって、西村さんとお話出来たって凄く喜んでくれていた。
けど、同じ年代の子供を持つ親として、子供を思うゆかぞーさんの気持ちも理解できる。
一番辛いのはゆかぞーさんだしね。それはもう、本当に残念だけど仕方ない..。

ゆかぞーさん「ごめんね。でも迎えが来るのは多分12時くらいになると思うから、それまでは目一杯楽しませてもらうね。」

そっか。うん!それまでは楽しもう。
..あ、そうだ。西村さんとのツーショット写真!!
実は明日朝、全員の集合写真とそれぞれのツーショット写真を撮る予定にしている。
..今お風呂に入っている人とかいるし、飲んべぇ(笑)もいるからこのタイミングで集合写真を撮るのは無理だけれど、せめてツーショット写真だけは撮っておかないと。
そう思い、ゆかぞーさんを引き連れて和室にいる西村さんの元へ。

西村さんに事情を説明する。
西村さん「え?そうなのか?で、その息子は今どこにいるの?」
ゆかぞーさん「実家に居ます。富士吉田なんですけど。」
西村さん「あ、そうか。..そっか、心配だな。うん。気を付けてな。」
おもたろう「そんな訳で、ちょっとツーショット写真を撮らせて頂きたいんですが。」
西村さん「あぁいいよ、全然。」
という事で、ゆかぞーさんと西村さんのツーショット写真を撮る。..ってゆかぞーさんはずっとはるとんくんを抱っこしているからスリーショット写真なんですが(^-^;
無事終了。

西村さんにお礼を言い、僕達はまたリビングに戻る。
そこにりんりんさんも加わって、そんなゆかぞーさんと久しぶりに語り合った。

ゆかぞさーんはそれからも何度かご家族と携帯で連絡を取り合っていた。
ゆかぞーさん「ね、今結構雪が降ってるんだって。明日大丈夫かな?」
..はい?雪ですと?



そんな言葉を聞いたリビングに居た方が、曇った窓を開け、空を見る。
..一面の雪景色。と言うか、猛吹雪Σ( ̄□ ̄!!
それを見た一同、笑いしか出てこない(笑)

ゆかゆかさん「うわ..。これは凄いね。どうしよう、うちの車チェーンはいてないし。フロントに売ってるの見たから、明日朝買ってくるしかないね。」
おもたろう「うん。..フロントまでどうやって行こうか。..あ!それより、これじゃ西村さん達をコテージまで送っていけないじゃん!」
ゆかゆかさん「あ、そっか。..もう今日はこっちに泊まって貰ったら?お布団とかはあるんでしょ?」
おもたろう「うん。あるハズ。仕方ないよね。この雪の中歩いて帰ってとは言えないし(笑)」

雪景色(2/3朝の状態)

という訳で、僕は和室の方へ移動。
あら?西村さんの姿が見えない。トイレかな?
まずは、明かにほろ酔いの輝さんの元へ..。

おもたろう「輝さん。あの、雪がもの凄く積もっちゃってるんで、車でコテージまでお送りできないんですよ。」
輝さん「..え?雪が積もってる?」
その言葉に、こちらも窓を開けて外を見る。
こちらも、笑いしか出てこない(笑)
おもたろう「それで、申し訳ないんですけど、今日はここに泊まってもらうしかないんですよ。」
輝さん「そうか。..でも、確かにこれは仕方ないね。」
おもたろう「すみません。明日朝チェーンを買ってくるので、それでコテージまでお送りしますんで。」
輝さん「うん。それは頼むね。」
合点承知!!もしこれで西村さんをカンヅメ状態にして、仕事に穴でも開けたら..それだけは避けねばならん!!
明日は忙しくなるな、これ。..今日も忙しかったけどさ(笑)

一旦、リビングに戻る。
とりあえず時間も時間だし、汗だくだったゆうたをお風呂に入れる事にする。ゆうたにもさっさと寝て貰わないとね。

お風呂に行くと、そこには先客のドンノさん、チビ子ちゃんそして西村さんのお姿が。
あ、なんだ。お風呂に入っていたのか。

西村さんやドンノさんに、大雪の話を伝え、西村さんにはスパジオで休んで頂く事を報告する。
西村さん「あ、そう。そっか、大雪か。」

僕らが入った時には、既に西村さんもドンノさんも十分暖まった頃だったので、すぐに出て行ってしまい、あまり会話をする事は出来なかった。
前回のツアーでは、西村さんと一緒にお風呂に入れなかったから、とりあえず目標達成(笑)

それにゆうたは温泉大好きだけれど、熱いお湯に弱い。ここの温泉は、良い湯加減だけどゆうたには熱かったらしく、シャワーで水を大量投入する(^-^;
こんなん、西村さんやドンノさんが居たら出来ないもんね。
しかし、ここの温泉はお湯がずっと出っぱなしなもんで、水を入れてもあまり効果がなかった(笑)
そんな訳で、あんまり暖まる事も出来ずにお風呂終了..。


19.またあそんでね

 お風呂を出て、またリビングでゆかぞーさん達と談笑をする。
ゆかぞーさん「それにしても、ゆうたも大きくなったねー。おねえさん、感動だよぅ。」
ゆうたが首が据わったくらいの頃かな?ゆかぞーさんにはゆうたを抱っこしてもらった事がある。
あの時は、ゆうたはぱっつんぱっつんで大きかった。今のゆうたは5歳児のほぼ平均的体型だけれど、親の僕から見てもでかくなったなー、と思う。
ゆかぞーさんも同じ様な目線でゆうたを見つめてくれていたんだろう。

そのゆうたと言えば、端っこの方でなにやらがじがじ書いている。
はて?何をしているのだろう。
側に行ってみると、メッセージカードシールに鉛筆でなにやら書き込もうとしている。
このメッセージカード。兵庫からこっちに来る時に、どこぞのSAで購入した「コアラのマーチ関西限定版」に付いていたメッセージカード風のシール。
何を書こうとしているのかわかんないけど、シールはつるつるしている為鉛筆なんかでは書き込めない。
サインペンを貸してやると、なにやら書き出した。

ゆうたは、ひらがなとカタカナはほぼ問題なく読める。でも書くのはあまり好きじゃないらしく、もの凄い書き順でそれらしい(?)文字を書く。
何故か左利きのゆうたが書いたのは「ゆかぞうさん またあそんでね」だった。
まぁそれも僕がゆうたの字を見慣れているから読めたのだけど、ゆかぞーさんに読めるか?
心配になった僕は、再度ゆうたに書かせる。
..なんかさっきの方が上手くないか?
ゆうた「いいの。ほら、今度はハートマークも書いたんだから。」
いや、それがさらに難易度上げてるって(笑)
これ以上僕と一緒に居たら、また書き直しをさせられると直感したゆうたは、メッセージカードを持ってゆかぞーさんの元に走り出す。しまった!逃げられたΣ( ̄□ ̄!!
ゆうた「ゆかぞーさん、はいこれ。」
ゆかぞーさん「ん?なに?くれるの?」
..目を細めてメッセージカードに見入るゆかぞーさん。..ホラやっぱり読めないじゃんか(笑)
ゆかぞーさん「..ゆか..ぞうさん。ま..またあ..そん..でね?」
あ、読めた。すげぇ、ゆかぞーさん!!北海道弁だけでなくゆうた字までこなせるなんて!
ゆかぞーさん「..ゆかぞーさん、またあそんでね。ハートマークだって..(T□T)ありがとうゆうた、また遊んでね。」

そして、その後一人で和室の方へ走り去るゆうた。
..あの人見知りで、照れ屋なゆうたが、成長したもんだ。..と言うか、皆さんに慣れただけか?(^-^;
とととっと、ゆうたが戻ってくる。
ゆうた「おとうさん、西村さんにメッセージカード渡してきたよ。今度会った時、メッセージを書いておいてねってゆってきた。」
Σ( ̄□ ̄!!
りんりんさん「..子供って凄いね。度胸あるなぁ( ̄○ ̄;)」
ゆかゆかさん「..ねぇ。」

さて、そんな事をしているうちに、ゆかぞーさんの妹さん夫婦が迎えに来てくれた..。
降雪姫さんとりんりんさんが玄関先までお見送り。
僕とゆかゆかさんとゆうたは、ゆかぞーさんの荷物を持って、外に出る。
..うわ、さっきよりももっと凄い雪Σ( ̄□ ̄!!
もう深夜だというのに、辺りは雪に照らされてる。その中をゆっくりと車がこちらにやって来る。

ゆかぞーさん「ほんっとに今日はありがとうね。楽しかった。西村さんにも会えたし、またみんなにも会えたし。ごめんね。本当に。」
ゆかぞーさんは何度も頭を下げる。
今度は、僕達が北海道に遊びに行くからね。でもって、その時はいっぱい遊んでね。

おおきなボタン雪が舞い散る中、ゆかぞーさんを乗せた車は暗闇の中に進んでいく。
ゆうたもずっとお見送りしていた。


その8へ続きます。