2011年11月27日(日) 西村朋紘&草尾毅ユニット『だんぜん辛口』
ライブレポート in 東京SHIBUYA BOXX 開場13:30 開演14:00

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1.ハチ公前から

 今日は待ちに待ったライブ当日。
西村さんのライブに行き始めてから、随分経つけど、ユニットライブなんて初めてなものだからやっぱり不安はある。
それに草尾さんのライブも初めてだし..。草尾さんのファンと西村さんのファンの比率はどんなものなのか?
キャラ的に、草尾さんが熱く語って、西村さんの出番がほとんどないとかだったらやだなとか..とか色々ぐ〜るぐ〜る考えてた。この日までは。

けど僕がどれだけ考えたって答えなんか出ないし、ライブ本番当日なんだから、西村さん&草尾さんを信じるっきゃない!!
大丈夫だろう、今までもライブで西村さんに裏切られた事なんてなかったし..。

という訳で、11時過ぎに僕とゆかゆかさんは渋谷ハチ公前に集合した。
ここで、北海道から参加してきたゆかぞーさん、そして弟さんのお家に転がり込んだ越後屋りんりんさんと待ち合わせ〜。

ハチ公前は流石に凄い人混み..。でも、無事ゆかぞーさんと合流。りんりんさんはちょっとお寝坊して、少し遅れるそう。
..りんりんさんも寝るんだ。明石家さんまさんと同じで、寝ている所を見るなんて出来ない人だと思ってた(爆)
そんな訳で、駅前のスターバックスコーヒーで少しお話..。僕コーヒー飲めないから、ガムシロ3個投入〜。
少しして、りんりんさんも合流し、まずは今日の会場となるSHIBUYA BOXXへ向かう。

少し歩いてSHIBUYA BOXXに到着。..んん?思ったよりもちっちゃいな。というのが第一印象。
まぁ、でもこの場所のおかげでライブできるんだし。ちっちゃいって事は、それだけ西村さんを近くで見られる(ハズ)なんだから、別にいっか。
この時点で12時30分くらい。既にライブ会場前には、物販スペースがセット済み。
でも、物販は13時かららしい。例のタオルとサイリウムを発見。後は、『翼』と『僕の心の天使たち』のCDか。..草尾さんはCD売らないのかな?
しかし、CDは既に持ってるし..どーしよっかなー。

ま、それは後でもいいや。それより、お昼ごはんを食べなきゃ..。
で、会場前のレストランに入るも、予約客の為に満席..。渋谷エッグマンのビルに入って、お食事タイム。
僕はここで、ナシゴレンのセットを注文。11年前、第4回僕天オフ会の渋谷109『ジュンバタンメラ』で食べてから、ナシゴレン大好きなのさ!
..あのお店も、もうないんだよねぇ。..って道すがらりんりんさんと話た事を思い出した。
..11年前なんだなぁ..。あの日って..。

さて、みんなで楽しくおしゃべりしていたら、あっという間に開場間近のお時間に。
急ぎ会場に向かうと、既に多くの人が集まっている。


2.続々集結

今回、このライブに参加するって事前に聞いている人はほとんどいないので、会場で知った顔を探す。
..ん〜..。西村さんのライブ会場でよくお見かけする人は何人か確認。..でも、名前も知らないし〜。

とかやってたら、あまねさんがすぐ側におられた(爆)軽くお話していると、今度はとかげさん!!
同じように入り口付近をチェックしてたから、お互い全然気づかなかった(^-^;

お久しぶりなので、みんなで談笑しているとそろそろ入場との事で、番号順に並ぶ。
そこで!!...ふっふっふ〜。僕は今回、ゆかぞーさんとゆかゆかさんの分で、3枚を購入していたんだけど、なんとその整理番号がA−1〜A−3番!!
FC限定チケットの1番っすよ、1番!!この記念すべきA−1番のチケットは、当然本日お誕生日のゆかぞーさんへ..。
ゆかぞーさんはすごく恐縮していたけど、やっぱりここはゆかぞーさんが持つべきだよ、うん。
ゆかぞーさん「ごめんね、ほんっと感謝です。おやびん(ゆかぞーさんは僕の事をこう呼ぶ)、ゆかゆか、ほんっとありがとね。」
そんなに言ってもらえると、こっちが恐縮しちゃうくらい。
ゆかぞーさん「ほんとに、1番だなんて、すごいよね。一生に一度あるかないかだよ〜。」
ゆかゆかさん「これで、一生の運使い果たしてるよね。」

んだとぉ!!ゴラァ!?(爆)

そして、並んでいるファンの方々をすり抜け、先頭へ..。
って、すぐ後ろにはあすかさんと梅吉さんが!( ̄□ ̄;すげぇな、西村さんファン!!

開場となる13時30分まであと少し..。なんていうか、この緊張感と言うか高揚感って、やっぱりいいな。

ついに開場の時間。ゆかぞーさんを先頭に、順番に会場へ..。
入ると、ビデオカメラの三脚の間にいる輝さんを発見。挨拶もそこそこに(失礼)、席を決める。
なんか恐縮しているゆかぞーさんを連れて、1列目のド真ん中に陣取る。<ごめんね、他の人(ーー;

まずは、席を確保してから、今日のライブ会場を見渡す。
..ん..。椅子の数は..150前後かな?ほぇ〜、ステージ近いな〜。このステージで歌うと、本当に1m位しか離れてないんじゃないか?
おもたろう「..ん?」
ゆかゆかさん「どしたの?」
おもらろう「..ドラムとかないんだけど..。」
ゆかゆかさん「あ、ホントだ。..え?カラオケ?」

ステージの上には、スピーカーやライトが鎮座ましている。そして、お洒落気なテーブルと椅子が2つ..。
カラオケなの?とか思ってぼんやり見ていると、スタッフの方がギターを持ってステージを横切り、向かって左側でセッティングを始めた。
..ギターは一本はある。これは間違いなく西村さんが弾いてくれるだろうから、今日のライブはアコースティックライブ?..いや、でも草尾さんと一緒だし、多分N.G.5の歌がメインだと思うからアコースティックじゃない様な気がする..。

なんかちょっと不安に思いながらステージを見ていると、そこにネコさんが登場。
ネコさん「お姿が見えたから、挨拶をと思って..。」
良い人だ。律儀な良い人だ。

席も順調に埋まって行き、ライブの1ドリンクを飲んでいる人。入り口でもらったパンフを読んでいる人。仲間とおしゃべりしている人。お手洗いに並んでいる人。ここのみんな、西村さん、草尾さんのファンなんだなぁ。
流石にみただけでファン比率はわからないけど、もうそんなのどうだって良いや。同じ仲間だ。

ゆかゆかさんはしきりに入り口を気にしている。
今日は、ゆかゆかさんの舞台女優をやっていた頃の友人で、西村さん主催劇団スタミナ倶楽部で西村さんと共演されたみさきっちさんが、この会場に来られる事になっていた。
このみさきっちさんの事は、結婚した頃からよくゆかゆかさんの話に出てきてて、僕も興味があった。
もう20年近く会ってないそうだが、ゆかゆかさんが偶然mixiでみさきっちさんを見つけて、今まで何度かやり取りしていたらしい。
で、みさきっちさんも、久しぶりに西村さんのライブに参加するという事で、久しぶりの再開らしい。
事前にお互いの服装を知らせ合っていたみたいだけど、開演前に会えるかな?

ゆかゆかさん「あ!みさきっちさんだ!」

みさきっちさんが席を確保したくらいの所で、久しぶりの再開。
何やら色々と話をしたあと、二人して僕の方へやってきて、お互い自己紹介やらなにやら..(^-^;

みさきっちさん「ゆかゆかがライブに来るって聞いた時、一人かと思ったら、旦那も一緒って言うから..。西村さんファンの人かなとは思ってたけど、あのHPの人だったの?」<みさきっちさんは、何度か僕天を見てくれていたらしい
おもたろう「あい、管理人です。」

とかなんとか..。

そうこうしていると、そろそろ開演の時間。
みんな自分の席について、今か今かと待っている。..待っている。
僕の横に座っているゆかぞーさんが、すごく緊張しているのが伝わってくる。
..考えれみれば、ゆかぞーさんとライブを一緒するのは、11年前の渋谷Nest以来か。ってことは、ゆかぞーさんは11年ぶりのライブって事か。

ゆかぞーさん「うぅ..。なんか緊張してきた〜。手が冷たくなってる..。」
りんりんさん「もぉ〜。私があっためてあげるよ〜。」
手を繋いでいるりんりんさん。..いつも思うが、りんりんさんは男前だなぁ(爆)

とか言う僕も、やっぱりドキドキしている。うわ、懐かしい感じ。こうして待ってるのもライブの醍醐味だよなぁ。

..あれ?もう14時すぎたよ。何してるんだろ?

会場の中も、ざわざわし始めたその時。
ステージ上に、ゆっくりとスモークが流れ始め、会場の証明が暗くなっていく。
それに反比例するように、ステージ上のライトがこちらを照らし出す。さっきまでBGM的な曲が静かに流れていたスピーカーからは、静かにそして力強い音が流れ始めていた。

..いよいよだ!!


3.だんだん辛口登場

スモーク、ライト、そしてこの大音量。
いやが上にも、客席のボルテージは上がりまくっている。

スピーカーから、聞いたことのない曲が流れてきた。
!?新曲か?

そして、ステージ右側から、西村さんそして草尾さんが登場!!
客席から、歓声が沸き起こる。

1曲目 DAN ZEN 辛口
ユニット名「だんぜん辛口」の名を冠した新曲『DANZEN辛口』
当然聞いたことのない曲だし、歌詞もわからない。でも、なんだろう。「♪だんぜん辛口〜」の部分なんて、すぐにみんなが拳を振り上げ、盛り上がってるもんな。
すごくノリノリの曲。そして西村さんらしい曲。これは絶対に販売してもらわないとね。

2曲目 JUMP WITH ME -N.G.だらけでIt's all right-
続けてこの曲。
イントロが流れた時の歓声ったら!!今回のライブは、トルーパー時代の曲だろうな、と思っていたけど、「やっぱりな」という感じじゃなくて「待ってました!」って感じ。
当然ながら「♪Jump With Me〜」の部分では、草尾さんや西村さん、そして会場のファンが一斉にジャンプ!!すげぇ、すげぇよみんな!!
そして、この曲が今日のライブを決定付けるのだった(笑)

そして、MC。

草尾さん「みなさん〜、こんにちは〜。だんぜん!!」
西村さん「辛口で〜す。」

場内大喝采!

西村さん「..なんか、軽いコントみたいだな(笑)」
草尾さん「やー、しかし20年ぶりですね〜。こうやって二人で同じステージに立って歌うのって。」
西村さん「そうだな。もうなんか歌っている間、この風景を見ていて走馬灯の様に..(笑)懐かしいな。」
草尾さん「いや、実際心配だったんですよ。20年ぶりですからね。僕らも年を取ったし、お客さんだってねぇ。お客さんついてくるのか心配だったんですよ。」
西村さん「俺、無理だとおもったもん。だって、俺が無理なんだもん(爆)」
草尾さん「..なんか、もう出し尽くしちゃったね。もうこれで終わっても良っか?」
西村さん「だな。..じゃ、今日は本当にありがとうございました〜。」

場内悲鳴(笑)

草尾さん「や〜、まぁしかし20年ぶりな訳ですよ。それでなんか今日は2回もライブするって言うからね。こっちも体力が心配だから、こう..抑えていこうって言ってたんですよ。」
西村さん「そうだよ!体力温存していこうって言ったのに、何出しきってんだよ!」
草尾さん「あなたが一番興奮してたんじゃんかよ(笑)」

お二人とも既に汗だくになっているのが、近くで見てるとよくわかる。
確かにこの2曲ともノリノリな曲だから、場内もヒートアップしているけど、それ以上にお二人のやる気を感じた。

西村さん「アニメ関係の曲をライブでやる事殆ど無いから、歌詞忘れちゃっててね〜。もし、あの、歌詞忘れてんなと思ったら、一緒に歌ってください(笑)」

( ̄□ ̄;!ぶっちゃけた!この人、ぶっちゃけた!!

西村さん「曲のリハはやったけど、MCはリハしてないからどうなるかわかりません。」

まぁ、そうだろうな。と言うか、このお二人だとMCに関してはリハしてても無駄になっちゃいそう(^-^;


4.だんぜん辛口誕生秘話

ここで草尾さんから今回のユニット『だんぜん辛口』の誕生の経緯についてお話があった。

きっかけは、今年8月に行われた「サムライトルーパートルーパー」のオールナイトイベント。

草尾さん「夜の9時から、朝までずっと(トルーパーのビデオを観るっていう)のでね、なんてキ○ガイなんだと(爆)」
西村さん「おいおいおい!」

当初、このイベントのゲストとしては、草尾さんだけだったらしい。
20年も前から応援し続けてくれているファンに対して、何か出来る事はないかと考えて、よし!一曲歌おうと考えたらしい。

草尾さん「映画館だから、映画の音響設備はいいけど、こういうトーク用のは貧弱だし、リバーブもないから、(関係者から)本当にいいんですか?って言われたんだけど、構わないからって歌う事にしてたんです。」

そうやって草尾さんが色々準備していた頃、西村さんがゲストに決まった事を知った。

草尾さん「送られてきたFAX見てね。ゲストに西村さんが追加されましたって。じゃ、オレ歌う必要ないじゃん!って(笑)」

でも、もうイベントまでの時間も少なくなった事から、結局そのまま歌うことになったらしい。

草尾さん「で、イベントのリハで歌ってたんですけど、それを見ていた西村さんの様子がどんどんおかしくなってるんですよ。」
西村さん「いや、だって格好良かったんだよ。俺、草尾の事初めて格好良いって思ったもん(爆)」
草尾さん「それで、後から『なんだ、カラオケもありだな』とか言い出して。どうやら僕が、この辺の西村さんの「ヤル気スイッチ」押しちゃったみたいで(笑)」

と言いつつ、西村さんの胸をつっつく。
そうか、西村さんの「ヤル気スイッチ」はそこにあるのかφ(−−)

草尾さん「それで、その後久しぶりって言うことで二人で飲みに行って。西村さんから何かやろうって話になって、盛り上がって..。西村さんなんて、その場で電話して会場を取っちゃうんですよ。」

すげぇ。西村さんの「ヤル気スイッチ」の威力すげぇ。

草尾さん「それでユニット名はどうしよっか?って事になって。まぁ、NG2でも良っか?とも思ったんですけど、色んな所からクレームがきそうなんで(笑)そしたら、そのお店のメニューの所に『だんぜん辛口』って..(笑)」
西村さん「はいはいはい!さっ!次に行きましょう!」

いいコンビだなと、素直に思った。

..しかしそれにしても、ステージが近い。
西村さんや草尾さんがステージで暴れまわってて、本当に1m先くらいで歌ったり話したり..。
西村さんは相変わらずサングラスを掛けているから、どこを見ているのかわからないけど、それでも目があった様な気がして照れちゃって目を逸らしちゃうくらいに(爆)


5.草尾さんソロパート

草尾さん「じゃ、次に。えっと、次の曲は西村さんが、絶対にこの曲を歌えって言うんで。この曲をやらなきゃ、今日のライブやる意味ないとまで..。」
西村さん「いや、だって本当に格好良かったんだから。」
草尾さん「(笑)じゃ、聴いてください。西村さんのリクエスト!」

ここで、西村さんが一旦退場。

3曲目 炎のソルジャー
西村さんの「ヤル気スイッチ」を押した曲。感謝。
それにしても、本当に久しぶりに聴いたな、この曲。あの頃を思い出すし、懐かしく思う。
草尾さんのライブは初めてだけど、こうして聴いてみるとやっぱり上手いなと思う。

4曲目 Rainy Lazy Morning
ぶっちゃけ、この曲はあんまりトルーパー..と言うか遼っぽくないなと当時思ってた。
今日、こうして聴いてると..なんか草尾さんっぽいって感じがして、スッと入ってきた。やっぱりその時々で受け取り方が違うもんだな。

そして、草尾さんがゆっくりと退場。


6.西村さんソロパート

西村さんがステージに戻ってくる。

5曲目 Lonely Blood
あぁ..(T T)僕のとても好きな曲。
「♪Run out, Run out, Boy」の魂を搾り出す様な歌い方をする西村さん。これ!!これなんですよ!!
..やっぱり、好きだわ。西村さん..(T T)

6曲目 君の声が闇の中で
あああぁぁ..(T□T)僕のとても好きな曲2。僕バラード系大好きなんす。
「♪この手に触れた全ての夜」の所なんて、もう!!聴いてて、心はキュってなる。

西村さんのソロパート、ここで終了。
でも草尾さんも2曲だし、仕方ないか。


7.そしてMC

草尾さんも登場し、ステージに「だんぜん辛口」のメンバーが揃う。

(※この箇所はそこそこ長いので、印象に残った箇所を書き出します。)

西村さん「最初に歌った『DANZEN辛口』って曲なんだけど、作曲は俺で、詩は草尾なんだよね。」

お?そうなんだ。確かに歌詞は西村さんの言い回しとは違うな、とは思ったんだけど..。草尾さんって詩を書くんだ。

草尾さん「西村さんって、本当に多彩ですっごいアーティストじゃないですか。」
西村さん「いや、多彩じゃないって..。」
草尾さん「いやいや。今だって、すっごいいい歌歌って..。バラードであんだけ泣かしておいて、なんで(話にオチつけたりして)オトすかなぁ!?」

草尾さん「(トルーパー当時)色々あったもんね。西村さんは..おもちゃん(なら何かやってくれるっていうファンの)目線に耐えられないとか..。」
西村さん「余計な事は言わなくてイイからね。」

..やっぱり色々あったんだよな。
N.Gの頃の話は、色々漏れ聞いてたり、当の本人達がぶっちゃけたりしていて僕達も知っている事はあるけど、それでも多分西村さん達が受けた仕打ちの半分も表には出てないんだろうな。
あの当時、キャリアも考えもバラバラだった5人が集まって、周りの理不尽な壁に立ち向かってたんだよなぁ。ブームだなんだって、抗う事が出来ない波の中で。
そういった意味でも、西村さん&草尾さんは『戦友』なんだよね。


草尾さん「20年ですよ。僕達もあれから20歳年とってる訳ですよ。なのに、あの時と変わらない..なんか昨日までやってたんじゃないか?って位の気分なんですよ。そんな風に僕達を乗せる..。あんた達、感じ悪いわ〜(爆)」
西村さん「悪いって..。逆だろ(笑)」

草尾さん「飲み屋で、このライブで盛り上がってて..。西村さんがノッちゃって。ユニット組むなら、なんか新曲ないとな。草尾、お前詩書けって。飲み屋で携帯にチキチキ歌詞打ち込んだんですよ。」
西村さん「あのな、お前の歌詞..長い!(爆)」
草尾さん「だって伝えたい事いっぱいあるし!」
西村さん「いや、曲作るのは出来るよ。そりゃ。でも、どうやってこの長い歌詞覚えろってんだよ!」

草尾さん「そう言えば、皆さん。この!入り口で売ってるタオル。これ、僕がデザインしたんですよ。打ち合わせのお店の紙ナプキンにちょちょっと書いたヤツなんですけどね(笑)で、本当にそのままのデザインでびっくりしてます。..西村さん!あんた、(業者さんに)あの紙ナプキンそのまま渡したんでしょ!(爆)」
西村さん「いや、だって..。こういうグッズって作った事ないからさ..。これで良いかって。」
草尾さん「まぁ僕も自分のデザインそのままで、こうして出来上がったんだから、嬉しいんですけどね。」

ここで、草尾さんからちょっと宣伝。
草尾さんが卒業した、養成所『青二塾』が31〜32期目となった事で、そこの卒業生でなんかやれって事になったそうで、その舵取り役に草尾さん(6期卒)が選ばれたそうで、『アトリエ ん』というグループを立ち上げたそうです。
で、その第一回公演が2012年1月6日と18日に行われるそうです。詳しくはこちら

草尾さん「こういう企画モノっていうのは、一回で終わっちゃう事が多いんですけどね(笑)そうならない様に頑張って行きますので、もし朗読劇とか興味がある方、是非来てもらえたらな、と思っていますので、よろしくお願いします。」
西村さん「あのさ、こういう企画モノって一回で終わっちゃうって言うけど..。これ(だんぜん辛口)は、企画モノなの?」
(沈黙)
草尾さん「いや、それはあなたがどんどん新曲書いて盛り上げてくれれば、一回だけじゃなくって..」
西村さん「じゃ、草尾がどんどん作詞するって事じゃん。じゃ、やっぱり草尾次第って事だな。」
草尾さん「え?( ̄□ ̄;」


8.後半戦スタート

7曲目 WONDER -時に投げる疑問符-
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!僕の中でトルーパー時代の曲で(ソロを除く)TOP3に入る名曲!!
これがライブで聴けるなんて..。ホント、夢の様っす...(T□T)
8曲目 青春の殺人者
またもや..キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
草尾さんとのユニットと聞いて、この曲とWONDERは歌ってくれるとは思っていたけど、やっぱり実際に聴く事が出来ると..。感動..っす。

観客は当然皆さん総立ち。
西村さん「あ、皆さん。隙あらば座ってもらって良いですよ〜(笑)」
..皆さん、着席(^-^;まぁ西村さんがこういう発言する時は、この後MCかバラードだもんね。

という訳で、MCスタート。

西村さん「カラオケでするって言ってもさ、音源入手するのが難しいんだよな。」
..あ、そうなんだ。..まぁ、西村さんの作曲した曲ならともかく、他の人のものなら多少はややこしい話になっちゃうんだろうな。

草尾さん「これから『だん辛』どうしよっか?」
西村さん「紅白!(爆)」
草尾さん「そうですね。水樹奈々さんと一緒に..(笑)」

草尾さん「20年前、僕達は僕達なりに一生懸命、皆さんに気持ちが伝わるように歌ってきました。それから20年が経ち、お互いに色々と経験してきました。20年前ではなく、今等身大の僕達で歌ってみたいと思います。」

9曲目 Wonderful Day
ぶっちゃけると、NGの頃に聴いていただけで、最近はあまり聴いていない曲
だけどこうして聴いてみると、やっぱり震えるものがある。僕もこの20年で、この曲の良さを感じるくらいに成長できたのかな?
10曲目 地図のない旅へ
この曲は西村さんの曲ではないけど、何気に好きな曲です。
オリジナルではSAMURAI BOYS&GIRLSとして、西村さんや草尾さん始めN.Gのメンバーや今をときめく若本規夫さん達が重なりながら歌ってる所がいいよね。..なのに、西村さん、歌の出だしすっかり忘れてましたよ(爆)でも、これはどっちかって言うと、草尾さんの歌に聞き入ってたからみたいな雰囲気だった。

草尾さん「『地図のない旅へ』..。聴いて頂きました。..地図がないからボロボロだったね(笑)」

ここで舞台にあったギターを手に取り、西村さんがチューニングを始める..。
やっぱり生の音もいいな。たった一本のギターだけど..。

11曲目 リフレイン
西村さんがギターを弾きながら、草尾さんが歌いだすリフレイン。何度も何度もライブで聴いた曲だけど、やっぱり心に染みます。
西村さんのパートでは、ギターを弾くのをやめ、西村さんのアカペラも。..すごい。会場が一つになってるのを感じる。

草尾さん「みんなもう十分わかってると思うけど、西村さんってさ、素晴らしい役者だし、素晴らしいミュージシャンで、こんな風にすっごい素晴らしいクリエイターじゃないですか。 ..なのに、中身がねー..(爆)」

西村さん「年取ると、曲のレートって下げるもんなんだけど、今回、俺たち全然下げてないからね。」

草尾さん「20年前、僕達はずっと支えあって走ってたんです。どこかにあると思ってたゴールに向かってね。でも、どこを向いてもゴールが見つからない..なんて事もありましたけど..。」
言葉の端々に、あの頃がむしゃらに走って、頑張って..。でも業界だの世界だの色んなモノに潰されていった辛さや悔しさが滲み出ている気がする..。
本当に若い草尾さんや西村さんにとって、打ちのめされた時代なんだろうな。

声優..というか役者さんにとって、代表作と言える作品に出会える事は幸せな事だと思う。長く頑張ってやってきても、全然日の目を見ない人も大勢いるんだし。
その中で、社会現象にまでなった作品を演れた事自体は、N.Gのメンバーやあの作品に関わった役者さんは良かったと思えるけど..。こういう公に出来ない事もいっぱいあったんだろう。
でも少なくともその時5人のメンバーが支えあって、戦ってきた事。そういうメンバーが集まっていた事は、やっぱり幸せだったんじゃないかと思う。一人じゃ絶対に潰れていたと思うし。

草尾さん「でも、20年経った今でも、僕達はゴールを目指して走っています。」

12曲目 太陽になれるまで
さっきのMCからの流れでこの曲を聴くと、やっぱりこみ上げてくるものがある。
この二人の「太陽」って、どこなんだろうな、とか考える。

曲が終わり、西村さんと草尾さんが舞台右手から去っていく。


9.アンコール

二人が舞台から去ると、当然ながら会場からはアンコールが..。
西村さんのソロライブの場合、「アンコール!」って叫ぶパート(?)と合間に「それ!」と叫ぶパートがうまい具合に重なりあって、アンコールするんだけど..。
この日は当然草尾さんファンの方々のアンコールもあるので、最初はなんかみんなバラバラのアンコールになっていた。
でも、何度もアンコールしているウチに、少しづつ重なりあって、最後はほぼ1つに..。

そうしていると、舞台に西村さんと草尾さんが登場。
アンコール DAN ZEN 辛口
そしてこの日2曲目の新曲「DAN ZEN 辛口」
歌詞はまだ不明な部分が多いけど、「♪DAN ZEN 辛口〜」の部分なんか、もうみんな息ぴったりに拳を振り上げてる。いい曲だ!!

そして、残念ながら曲も終わり..。
西村さん「ありがとう!!またなーーー!!」
草尾さん「ありがとう!!」
と言いながら、舞台を去る。草尾さんは、最後に一礼して。。。


10.その後..

ライブが終わった。
ライブが始まる前まで抱いていた不安は全部吹き飛んでしまった。
草尾さんも素晴らしいアーティストだと分かったし、会場にいた草尾さんファンの方たちも一緒になってライブを盛り上げてくれたし..。
西村さんとユニット組むなら、草尾さん以外いないんじゃない?って位に思えた(^-^;

カラオケライブって事に関しては..。正直に言って、僕的には不安も残る。
西村さんが「よし!ライブやろう!!」って盛り上がっても、バンドメンバーが揃わないとか色々あって、それで結局ライブやれない、って事になったら本末転倒だと思う。でもここは、西村さんが拘っていた部分でもあるだけに、「カラオケで十分!!キャッホー!!」って気分にもなれない自分がいる。

でも、今回は西村さんも草尾さんも出来る限りで出来るだけの事をやってくれたと思う。
この期間で、バンドライブなんて無理だしね。<これは夜の部のMCで決定的でしたね(^-^;
結局、西村さんも草尾さんもその時々でベストを尽くしてくれてるんだと思えば、そんなに拘る事もないかな?とも思う。
それは、これからの『だんぜん辛口』を見ていけばいいかな。

僕達は、ゆかゆかさんの旧い友人であるみさきっちさんと合流して、夜の部のライブに備えた。

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